プラントハンティング
私の田舎には【春蘭の里】なるスポットがあります。
日本の原風景が残る能登半島
里山の恵みを受けた暮らしと、人が受け継ぎ守ってきた豊かな自然を体験する農家民宿が数多くあり、そこで田舎ならではのゆっくりとした時間を体験できます。
春蘭の里の由来は周辺の山で昔から自生する春蘭に由来する通り
自生している春蘭が見れる!!!
こんな幸せなことはない!!と、祖父の案内のもと、山へ向かいました。
豊かな能登の自然。
慣れない山道、登山とは全く異なる野生の山登り。80歳を超える祖父は息も切らさず楽勝に登っていきます。
ポツポツと見たことある細い笹の葉みたいな葉っぱ。。。
キターーーーー!!!
いたるところで可憐な花を咲かせた春蘭たちが!!!
水々しく花芽を伸ばす春蘭は、とてもセクシーで妖艶な美しさでした。
主に海外の着生ランに興味を向けていた自分。こんな近くにもいたのね!!とテンション上がらずには入られませんでした。
地生ランやから土が重要なんやよね、、、と
土をよく見ると、
めっちゃ良い土!!!えーーーーつちーーーー!!!
腐葉土たっぷりのめっちゃいい土(鉄腕ダッシュで勉強した知識)!!
ふかふかの落ち葉の下には軽い粘土質の土!!
よっしゃ。持って帰ろう。
※私有地です。
丁寧に掘り起こして。
※私有地です。
土も自生しているそのままのところから採取。
ずっと「いい土やな・・・」「いい土やな・・・」とつぶやく祖父。
本当にいい土なんでしょう。
家に帰り、採取してきたラン達を採取してきた土で植えました。
昔ながらの自然が残る能登半島。
10代の頃は、何もないと思っていました。
20代の頃は、能登生まれがコンプレックスでした。
30代の今、やっとやっと、能登の素晴らしさに気づきました。
なんかしなければなぁ。と
春蘭を見つめながら思いふける2016春でした。